令和4・5年度
愛媛県立吉田高等学校ホームページにアクセスいただきありがとうございます。 伊予吉田藩の陣屋町として発展した歴史と文化の薫り豊かなこの地域は、自然に囲まれており、優れた教育環境が整っている場所です。校舎には、本校の校是になっている「精神(こころ)を修め、知と技を練る吉田高校」という言葉が掲示されています。学校敷地横を流れる国安川沿いには桜の木が並んでおり、三月末から四月初めまで、見事な花を咲かせます。 |
村井保固氏が吉田中学校設立にあたり起草した校訓が、吉田高校に引き継がれています。 「自律以行己(じりつもっておのれをおこなう)」自主的で責任ある態度で行動しなさい 校章の4つのペン先は、この校訓を象徴しています。 |
詩人坂村真民(さかむらしんみん)氏も、本校ゆかりの人物の一人です。吉田高校で8年間、国語の教師として教鞭をとられておりました。本校校歌の作詞などの大きな足跡を残しています。校歌2番にある「精神(こころ)を修め、技術(わざ)を練る」は、本校の指導目標「精神(こころ)を修め、知と技を練る吉田高校」につながっています。校内中庭には「すべては光る」の碑があり、今も真民さんは本校の心の教育に多大な影響を与えてくださっています。
令和4年度、令和5年度と、重点努力目標を「情理を尽くし、自ら考え、行動する生徒を育成する~精神(こころ)を修め、知と技を練る吉田高校~」と定めています。私の教育理念に「情理一体の教育」という考えがあります。人には、情的感受性と理的感受性があると考えています。情的感受は、感情や情緒といった心の部分が揺さぶられることで、理的感受は、整理や理屈といった筋道を立てて考える部分いわゆる知的好奇心が揺さぶられることです。すなわち、精神(こころ)を修め=情的感受、知と技を練る=理的感受と考えることができます。
「情理を尽くす」とは、当事者、相手の気持ちを汲み取りながら同時に道理にかなうようにするという意味です。お互いを尊重し、慮りながら、主体的に学習に取り組み、進路実現につなげていくという意味の重点努力目標となっています。
本校に入学してくださった生徒の皆さんが、校訓のもと、情的感受と理的感受を大切にし、学習や部活動などの高校生活を通して、精神を修め、知と技を練ることで、成長し将来へ向けて羽ばたけますように教職員一同寄り添い、向き合ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
愛媛県立吉田高等学校第28代校長 村井 浩昭
令和5年度 学校長挨拶・寄稿等 令和5年度校長 村井 浩昭 吉高PTA会報 「絆 No.136」 校長挨拶(令和5年7月20日)
令和4年度 学校長挨拶・寄稿等 令和4年度校長 村井 浩昭 |
吉田三傑(村井保固・山下亀三郎・清家吉次郎)と坂村真民 |